はづき

残っているボトル・コーヒー。
コーヒーゼリーを作り、残った寒天をつかって水ようかんをつくる。
すると今度はこしあんが残ったので白玉団子に添える。
白玉団子には豆乳を入れてみたのだけれど、残った豆乳はカフェオレにする。
ボトルのコーヒーを飲みきった。
前から気になっていた森博嗣氏の「小説家という職業」を読む。
小説家の心構えのようなことやビジネスとしての側面、が彼自身の経験から率直に書かれていて、小説とは縁遠いぼくにとっても興味深い内容だ。
村上隆氏の「芸術起業論」もそうだったけれど、たとえ芸術や創作活動であっても、それを「仕事」とするならばビジネスとしての裏打ちが必要だという話が、身も蓋もなく書かれている。
身も蓋もない話はおもしろい。
ぼくの今の仕事にもっとも直接関係するのは、大きなうねりの中にある出版業界の話だろう。
インタビューで京都・祇園へ出かける。
周辺を散策していると、たまたま飛脚を見かけた。
暑さで頭をやられているわけではなく、祇園では佐川急便のスタッフが飛脚をイメージした腹掛け姿で仕事をしているのだ。
新聞記事で読んではいたけれど、実際にみると、思っていたよりも良い印象をうけた。
京都の風情は大事にしたいもの。
「先人の足跡を尊ぶ気持ち」の重要さは、古代都市シャンドラでニコ・ロビンも説いている。
Agatha Christieの別の本をよむ。
何冊か読んでいると作家のクセも分かってくる。
よく使う単語だとか。
かぼちゃサラダにはクリームチーズをつかい、冷やすと美味しい。
英語の小説で最近気になっているのは素材に関連する単語を使った比喩。
たとえば“wooden”で「無表情な」だとか。
しばらく前に“The Long Goodbye”の原書と村上春樹氏の訳本をパラパラと比べてみたりしたのだけれど、そのときに“She said in a stainless-steel voice.”という表現に出会って、気になっていた。
日本語ではあまりない感覚ではないか。
公園で周回コースを皆が反時計周りに走っている。
ぼくは逆向き、時計周りに走る。
人生における流儀のメタファー、といったことではまったくなくて、走っている人たちをみるのが単に楽しいからだ。
黙々と走るおじいさん、仕事帰りのいわゆるOL、陸上部らしき学生たち、小学生くらいの子どもたち。
いろいろなひとが走っている。

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