‘翻訳の仕事’ カテゴリーのアーカイブ

建築雑誌2011年9月号の翻訳:建築年報2011-木/東日本大震災

2011年9月2日 金曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の9月号が発行された。
特集= 建築年報2011
-木/東日本大震災
Annual Report of Architecture 2011
Wood / 2011 Tohoku earthquake and tsunami



昨年の建築年報と同様、学会の幅広い活動が総合的に紹介されている。
あわせてテーマとなった「木」については、『美味しんぼ』でにわかに注目され(てしまっ)た「木造建築禁止宣言」もきっかけになっている。

連載『東日本大震災緊急報告』はウェブ上でも閲覧できる。
『建築雑誌』ウェブサイトの左上からどうぞ。



建築雑誌

建築雑誌2011年8月号の翻訳:シミュレーション・デザイン

2011年8月2日 火曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の8月号が発行された。
特集=シミュレーション・デザイン
SIMULATION DESIGN –beneath the calculation



シミュレーションというプロセスの本質に迫る内容だ。
表紙に使われているのはフランスの生理学者エティエンヌ=ジュール・マレーによる連続写真。

連載『東日本大震災緊急報告』はウェブ上でも閲覧できる。
『建築雑誌』ウェブサイトの左上からどうぞ。



建築雑誌

建築雑誌2011年7月号の翻訳:Re:edit 環境学カタログ

2011年7月4日 月曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の7月号。
特集= Re:edit 環境学カタログ
Re-edit, Catalog of Environmental Studies



東日本大震災発生前から企画されていた特集なのだけれど、いまみるとより重みを感じる。
どうすれば分野横断的にアプローチできるのか、そのヒントがここにある。

そして今号も、羽良多平吉さんの装丁にしびれる。

連載『東日本大震災緊急報告』はウェブ上でも閲覧できる。
『建築雑誌』ウェブサイトの左上からどうぞ。



建築雑誌

旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)重版

2011年6月30日 木曜日



兵庫県芦屋にある旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)。
フランク・ロイド・ライト設計のすてきな建築で、先日の日経新聞(6月26日)の「美の美」でも「フランク・ロイド・ライトと日本」特集で大きくとりあげられていた。

翻訳を担当させていただいた旧山邑邸の本の売れ行きが好調なようで、重版がかかっている。
(左が初版、右が第2刷。表紙まわりなどのデザインも少し変わって、より分かりやすくなった)

このワールド・アーキテクチャー・シリーズの本は、たくさんの美しい写真で世界の名建築を紹介するというコンセプトのもと、株式会社トランスビューの運営する出版レーベル、バナナブックスから。
書店でも、アマゾンでも、あるいはヨドコウ迎賓館でも(シリーズのうち『旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)』の本のみ)お手に取っていただけます。

緑に囲まれた立地で季節ごとの表情をみせてくれる建築なので、ぜひどうぞ。



バナナブックス(株式会社トランスビュー内)

ヨドコウ迎賓館

建築雑誌2011年6月号の翻訳:建築の境界

2011年6月9日 木曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の6月号が発行された。
特集= 建築の境界
Exploring Architectural Boundaries



じつは当初の特集タイトルは「建築の臨界」だった。
けれど3月の東日本大震災後の状況から、タイトルがひとり歩きをしないよう、『建築の境界』へと変更された。

今月も、連載『東日本大震災緊急報告』はウェブ上でも閲覧できる。
『建築雑誌』ウェブサイトの左上からどうぞ。



『建築雑誌』

建築雑誌2011年5月号の翻訳:建築学会の国際化

2011年5月6日 金曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の5月号が発行された。
特集=建築学会の国際化
ゼロ・サーヴェイ



今号では、トム・ヘネガンさんやデイナ・バントロックさんの論考の翻訳を担当させてもらった。
海外の建築学会員からの生の声など、世界で仕事をするための橋渡しというぼくの立場からも非常に興味深い内容。

なお、今号冒頭には『東日本大震災緊急報告』が掲載されているけれど、これはウェブ上でも閲覧できる。
『建築雑誌』ウェブサイトの左上からどうぞ。



『建築雑誌』

建築雑誌2011年4月号の翻訳:日本のデザイン×ビルド

2011年4月7日 木曜日



翻訳を担当する『建築雑誌』の4月号が発行された。
特集=日本のデザイン×ビルド
DESIGN x BUILD in Japan



『建築雑誌』を発行する『日本建築学会』は、今回の震災に対してとても迅速に対応している。
同日の3月11日には『東北地方太平洋沖地震調査復興支援本部』を設置し、情報収集を開始した。

『建築雑誌』でも、すでに特集は半年先まで決まっているが、それに重ねて、東北関東大震災の特集連載がスタートする。
イレギュラーな取り組みもあるみたいなのだけれど、また正式に書いてよい状態になればここでも告知しますね。

建築雑誌2011年3月号の翻訳:ISAIA(アジアの建築交流国際シンポジウム)

2011年3月7日 月曜日

翻訳を担当する『建築雑誌』の3月号が発行された。
特集=アジアアトラス
Asia Atlas: Order and Wisdom for the Future



で、ぼくが関係した3月号の大仕事といえば、ISAIA(アジアの建築交流国際シンポジウム)関係の翻訳だ。
海外からの基調講演や論考など、数編の翻訳を担当させてもらった。
中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、と各国のさまざまな視点に興味をひかれる。

基調講演された建築家・槇文彦さんご自身による概要紹介もある。
表紙や見返し周辺に配置されたバラエティ豊かな地図も印象深い。
世界はうつろい流れていく。

建築雑誌2011年2月号の翻訳:アンドレーア・アルチャート氏『エンブレマタ』(1531年)/ Andrea Alciato “Emblemata” (1531)

2011年2月7日 月曜日

翻訳を担当する『建築雑誌』の2月号が発行された。
特集=建築論争の所在
The Locus of Architectural Debates



で、ぼくが関係した2月号の大仕事といえば、イタリアの法学者・作家アンドレーア・アルチャート氏の代表作「エンブレマタ(エンブレム集)」の翻訳だ。
過去に日本語版も出ているけれど、新たに訳しおろしている。

翻訳を担当したエンブレムが表紙にババンと掲載され、ぼくの名前もクレジットの一部として載っている。
(そんなおそれ多くてありがたいことになっているなんて思いもせず、最初は気づかなかったけれど)

エンブレム集は、16・17世紀のヨーロッパで流行したスタイルの本だけれど、いま読んでも示唆に富んでいる。
たとえば、





外形ではなく頭脳が勝る

キツネが劇場監督の物置に忍びこみ、精巧に仕上げられた人間の頭部をみつけた。非常にエレガントなつくりであり、呼吸していないだけで、それを除けば、生きているかのようだった。その頭部を手にとってキツネは言った。「ああ、なんて見事な頭なんだろう!でも、頭脳がない!」





有害な隣人によって生じる害

急流で二つの壺が流された。一つの壺は金属製で、もう一つは陶芸家の手による粘土製のもの。金属の壺が、奔流に耐えられるように二つの壺が寄り添ってみてはどうかと、粘土製の壺に尋ねてみた。返事は次の通りだった。「あなたのアイデアはわたしにとって意味がない。そうやって接近したところで、わたしは害をこうむるだけだ。だって、波であなたがわたしにぶつかっても、あるいはわたしがあなたにぶつかっても、脆いのはわたしだから、わたしが割れるだろう。そして、あなただけが生き残ることになる。」



Alciato’s Book of Emblems (William Barker, Mark Feltham, and Jean Guthrie, with the assistance of Allan Farrell of Memorial University’s Arts Computing Centre, Department of English, Memorial University of Newfoundland)(リンク先はラテン語と英語)

建築雑誌2011年1月号の翻訳:レム・コールハース氏/ Rem Koolhaas

2011年1月7日 金曜日

翻訳を担当する『建築雑誌』の1月号が発行された。
特集= 未来のスラム
Future Slum –in Prospect for Urbanization



で、ぼくが関係した1月号の大仕事といえば、インドのアフタール・ショーハン教授と、オランダの建築家、レム・コールハース氏とのやりとり/原稿の翻訳だ。

★Learning from Slums/Akhtar CHAUHAN
スラムから学ぶ/アフタール・ショーハン氏

★Sustainability: advancement vs. apocalypse/Rem KOOLHAAS
サステイナビリティ──進歩主義と黙示録的傾向/レム・コールハース氏



8年ちかく前の話だけれど、研究室仲間とヨーロッパを旅した。
ロッテルダムでは、コールハース氏の事務所であるOMAを見学させてもらい、当時話題になっていたCCTV(北京の中国中央電視台)の模型なんかも目にすることができた。

たとえば床がぐにゃりと曲がって壁になり、そしてまた天井になったりする。
彼の創りだす建築はいつも新しいのだなあ。